06シーズン 第9戦

kazu

2006年04月12日 23:40


第111回 春季軟式野球大会 4回戦
~ダブルヘッダー第2試合 暗闇のなかのゲーム~
2006シーズン 第9戦
 日時:平成18年3月12日(日) 17:32~18:32 (春季大会4回戦・本日2試合目)
 場所:瀬長島球場D
  対:リッチグリーン

 第8戦から引き続きの試合(ダブルヘッダー2試合目)。
 雨はあがったものの、上空は曇り空で、5時をすぎだんだんと薄暗くなっていく瀬長島球場。
 予定されていた、本日の第2試合(春季大会4回戦)が行われるのかどうか?やきもきしていたが、午後5時32分に主審の右手が上がった。
 
 KEN’Sの先発は運天。毎回のように走者を出すが、持ち前の投球術が冴え、4回まで無失点。

 先手を取ったのはKEN’S。2回裏、一死後、6番テルリンが絶妙のセフティーバントを決めると、相手投手の暴投もあって一死3塁のチャンス。
 ここで、7番直人の放ったショートゴロで3塁ランナーのテルリンがホームへ突っ込む。
 バックホームする送球とどちらが早いかきわどいタイミングであったが、テルリンがうまく回り込んでセーフ。KEN’Sが一点を先制する。
 しかし、このスライディングでテルリンが足を負傷。その後どうなったかは不明・・・。3回から上間と交代。

 そして迎えた5回表、6時を軽くすぎ、すでにグランドはどうにかボールが見える状態。すでに審判からは5回の攻防で試合を終える決断を下していた。

 好投を続けていた運天投手は簡単にツーアウトをとり、続く1番打者の放った打球はふらふらとセカンド古我知の上空へ。だれもが勝利を確信し、マウンドへ向かいかけた瞬間、なんと、古我知が落球。やんばるへの転勤が決まり動揺していたのか、はたまた、試合後の飲み会について余計なことを考えていたのか、信じられないプレー(落球)でツーアウト1塁。
 続く2番打者の放った打球はセンター上空へ。途中からセンターの守備についた上間が必死に追いかける(薄暮の中、まったく見えなかったという説もあり)、白球はあざわらうかのように、上間の頭上を越えフェンス際まで転々と。その間に1塁ランナーがホームを駆け抜け、土壇場で1体の同点に。
 全員ががっかりしているところで、続く3番打者の放ったショートゴロを恭平が1塁へ悪送球。ボールがライト方面へ転々としている間に2塁ランナーがホームへ帰って2対1と逆転を許してしまう。

よもやの落球の古我知(左)、つられてエラーの恭平(右)
 

 そして迎えた5回裏。この回の先頭打者は、先ほどの回に痛恨のエラーをしでかした恭平。
 このままでは、東京に行けない。KEN’Sから抜け出せない。そうゆう恐怖心からか、セカンド左のゴロを必死に走って内野安打にすると、続く1番チヒロもセンター前に見事に弾き返して無死1、2塁。
 そして続く2番打者は、これまた前の守備の場面でとんでもない落球を披露してしまった古我知。このままでは結婚できない、一生独身だ、そうゆう恐怖心から必死に送りバントをきめ、一死2、3塁と逆転の絶好のチャンス。
 ここで、3番運天がバッターボックスへ。
 このままでは、黒星がつく、恭平の野郎!古我知の野郎!!おまえらおぼえていろ!!!と怒りを込めて振り抜いたバットから放たれた打球は、もはや打球の行方もかすかに見える程度の夜空に向かってセンター頭上へ。勝利の女神はKEN’Sへ。必死に追いかけるセンターの頭上を越えボールはフェンス際まで転々とする間に、3塁ランナー恭平、2塁ランナーチヒロが相次いでホームへ帰って、3対2と逆転のサヨナラ勝ち!
 
 もうこれ以上は試合続行不可能と言っても過言でない、薄暗いグランドので大喜びのKEN’Sナイン。時間にして午後6時32分。

 ☆ 試合結果(第9戦 春季大会4回戦)

 リッチグリーン  0 0 0 0 2  2
 KEN’S     0 1 0 0 2  3
  (5回日没コールド)

 勝利投手:運天(1~5回完投 6試合4勝1敗)

 今季9試合6勝3敗 (通算387試合250勝118敗19引)

 投げては、不運なエラーで2失点するものの5回を完投した運天投手が勝利投手。今季4勝目。 
 打っては逆転サヨナラ打を放ち、満場一致でMVPを獲得。

 また、この勝利でKEN’S野球部発足後、通算250勝を達成。

 記念の勝利、さらに春季大会ベスト8進出ということで、打ち上げも考えられたが、あまりの寒さと薄暗さのため、三々五々帰宅についたKEN’Sナインでした。
 
 近日中に250勝記念祝賀パーティーが抽選で誰かの家で開催される予定です。

試合終了時には真っ暗でした。